創業・融資

【融資】アフターコロナ 「リスケ」のススメ

資金繰りが困難になり銀行などの金融機関に交渉して返済条件を変更してもらう「リスケ(リスケジュール)」。

「リスケ」とは?

予定変更などで一般にも使われますが、金融用語としては「資金繰りが困難になり銀行などの金融機関に交渉して返済条件を変更してもらうこと、リスケジュールの略」、正式には「貸付条件の変更を行う」こと、

コロナ禍の融資状況

正直、“ジャブジャブ”の状況だと思います

全国銀行 預金・貸出金速報
-2020年8月末-

Ⅱ.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比 5,772 億円、0.1%減、前年同月末比では 33兆 7,000 億円、6.7%増であった。前年同月末比増加は、108 か月連続である。

2020 年9月7日
一般社団法人全国銀行協会

前年比で33兆円も増えています、
りそな銀行の2020/3期の貸出金が36.73兆円、つまり、1年でりそな1行分くらいの貸付資金が市中に貸し出されているわけです、

コロナ禍でこんな“ジャブジャブ”な状況です、こないだ話をした信金職員さんも言っていましたが、“相当数がリスケになるのは覚悟している”とも、

3ケ月先(6ケ月先)まで資金手当は済んでいますか?

現状、新たな制度融資の話は未だありません(セーフティーネット4号が12月まで伸びたりしていますが、既存の延長です)

ワーストシナリオでの資金手当が済んでいるなら、当面は大丈夫でしょうか、ただし、不安のある方、早急に「リスケ」の検討に入るべきです!

ただし、先ずは新規融資の相談を

もちろん、「リスケ」が良いわけではありません、「リスケ」を行うと、新規の融資は基本出来ません、従ってまずは粘り強く新規の融資の相談を続けるべきです、

そうすると、どこかの段階で銀行から「これ以上は貸し出せない」旨が言われると思います、そこで初めて「リスケ」です、

「リスケ」は最終手段だけど、、

でも、現状のピッチで返済を続けていると資金ショートすることが目に見えているにも関わらず、返済を続けるなんてことは、不合理です、直ちに止めるべきです、

金融機関もそこら辺のことは良くわかっています、でも、金融機関から返済を止めていいですよなんてことは言いません、

なので、早めに銀行に追加融資が出来ない旨の判断をして貰う必要があります、
そのための、上記の「新規の融資相談です」、

資金が逼迫する中「新規の融資相談」がダメとなれば「リスケ」しかありません、「リスケ」すれば、銀行へ返済すべきだった資金を運転資金に廻して時間を稼ぐことが出来ます、

その間にコロナ禍が収束すれば良し、収束しなくとも、事業の立て直しを行って、資金のあるうちにキャッシュフローを改善出来れば倒産を免れることができます、

資金の有るうちに早めに動くこと

兎に角、手許に資金のあるうちに手を打つことが必要です、「リスケ」も時間が掛かります、最低でも1か月くらい、融資行が多いと足並みを揃えるのにもっと時間が掛かります、

財務コンサルを有効活用

兎にも角にも資金繰り等の財務診断が必要です、

自社で行えるのが一番ですが、経理部長は居ても財務部長まで出来るような人材が中小企業に居ることは稀でしょう、

弊社のような財務コンサルを活用されてみるのも良いと思います、銀行には同行しない税理士もいますが、弊社の場合、銀行に同行も致します、

月額5万円から財務コンサルティング契約を結ばせて頂きます、内容は月1回程度の資金繰り等の財務診断・相談、必要に応じて銀行にも同行いたします、(「リスケ」対応などは別途相談)

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